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社団法人 浮羽青年会議所 第34代 理事長 家永 浩史
愛する己のために
JCに入会する際に、多くのメンバーが入会の理由としてあげたもの。そのひとつは自己研鑽や自己修練ではないでしょうか。
私は人が磨かれ、そして成長していく場所、すなわち自己研鑽の場所、それがJCであると信じています。ダイヤモンドはダイヤモンドによってのみ磨かれ、すばらしい輝きを放つようになります。同じように、人も人によってのみ磨かれるものです。そして、JCにはそれを実現してくれる出会いと交流の場が数多くあります。LOM内はもちろんのこと、エリア会議や福岡ブロックの事業をはじめ、OBの先輩方との交流の場、そして様々な事業を行う上で出会える地域の皆様方など挙げればきりがありません。しかしながらメンバーの皆さんは、目の前にあるこの多くのチャンスを活かすことができているのでしょうか。じっとしていても、人はあなたを磨いてはくれません。まずは身近な交流の場へ、一歩踏み出しましょう。自分自身のために。
公益法人格の取得に向けた動きが始まって早や5年、公益事業に私たちJCの多くの目が向けられ、現在では公のための事業展開に重きが置かれています。しかしその様々な事業の実施に欠かせないのが、メンバー一人ひとりの資質であることはいうまでもありません。メンバーのスキルアップなくして、浮羽JCの成長などありえません。そして何より、JCで学んだことが各々の仕事の役に立つこと、会社の成長につながる事が重要です。本年度も自己修練の場として、メンバー自身のためになりスキルアップできる事業に取り組んでまいります。己の成長のために。
愛する地域のために
創立以来浮羽JCは、この地域において様々な対外事業や運動を展開してまいりました。そしてその一つひとつは、内容や規模により、多方面にわたって地域に影響を与えてきました。さて、これらの原動力となったものは何だったのでしょうか。それは「この地域をどうにかしたい」という強い想いであると考えます。そしてその想いが、多くのまちづくり事業やひとづくり事業という形となって実施されてきました。私たちはこれからも、この想いを受け継ぎ、地域において必要とされるものは何か、またこの地域のこれからをどうしたいのかを本気で考え、先んじて行動をおこしていかなければなりません。そこで本年度は行政とも連携して、地域の現状について学び、未来について真剣に考えることができるような事業を開催します。
「まちづくりは、ひとづくりから」
これは、私の父が30年以上前から変わらず持ち続けている、まちづくりに対する基本理念であり、その影響を大きく受けて育った私の基本理念でもあります。活気あるまちづくりのためにまずは、この地域に育つ子供達・それを育てる親、またそれを取り巻く地域の大人達といった、これからのこの地域を担う「ひと」づくりが必要なのです。な
ぜなら、地域を過去から現在そして未来へとつないでいく「モノ」が、「ひと」であるからです。未来を担う子供達が、夢や希望そして憧れを持てるような、そんな家庭や仕事・地域でないといけない。そのためには、現在の責任世代である私たち大人が、各々の背中で地域の明るい未来を示すことこそが、必ずまちづくりにつながると確信しています。そんな想いから、この地域のすべての市民を視野に入れたひとづくり事業を開催します。
これからの地域のために。
愛する日本のために
東日本大震災からもうすぐ2年。それは、平和で豊かな社会であると勘違いをしていたことに、私たち日本人が気付かされた2年間ではなかったでしょうか。それに輪をかけるようなデフレによる景気の低迷や、隣国による領土・領海侵犯問題など、日本を取り巻く環境は非常に厳しいにもかかわらず、政治は停滞したままで先の見えない状況が続いています。いったいこの国はどこへ向かおうとしているのか。そのようなことを真剣に考えた2年間でもありました。
「政治のレベルは国民のレベル」といわれています。私たち一人ひとりが、日本国民であることの自覚をもち、この国のことをもっと詳しく勉強して知識を高める必要があります。その上で、国民としての責任を果たしていかなければなりません。そのためにはこの国の歴史や憲法、そしてこれからの日本の未来を左右する政治について興味をもち、学ぶことから始めなければならないのです。日本JC等が主催する事業に積極的に参画して、まずはメンバー自らが学びそして考え、日本人としての自覚をもちましょう。この「震災後」という国難とも言われる時を乗り越えていくためにも、そして明るい日本の未来を切り拓いていくためにも。
これからの日本のために。
愛する浮羽JCのために
私は浮羽JCが大好きです。今の私があるのは、浮羽JCのお陰といっても過言ではありません。その浮羽JCも、本年スタート時の会員数は二十数名と、存続の危機に立たされています。しかし、この地域に34年前に灯されたJCの燈火を絶やすわけにはいきません。この地域の明るい未来のために、浮羽JCは無くてはならないモノだからです。そのために本年度は、大きく3つの事に取り組みます。
すべてのJC運動の基本は委員会活動であります。まずは、組織をスリム化することにより、各委員会のメンバー数を増やすことで、より活気のある委員会運営へとつなげてまいります。また議案書などの書式から運用面にいたるまで、様々な面において見直しを行い、計画から報告にいたるまでより良い事業の実施へとつなげてまいります。
次に、本年11月末日までの期限が迫っている法人格取得についてです。私が財政局長を務めていた2007年頃から法律の改正の話が始まり、2009年には「公益社団法人」の取得を目指す旨の決議が総会においてなされました。その後、浮羽JCにおいては担当を置くなどして、メンバーの勉強会を始め定款変更や申請書類の作成など準備を進めてまいりました。しかしながら、準備を進めていく中で現段階での公益社団法人格の取得は難しいという判断のもと、昨年11月の臨時総会において「一般社団法人格」への移行に切替えることが決議されました。法人の存続という重要な課題であり、残された時間もわずかとなりました。期限までに移行が完了するように手続きを進め、必ず一般社団法人格を取得いたします。
そして、至上命題として覚悟を持って取り組むべきは、もちろん「会員拡大」です。現在、私が入会したころの約半分の会員数まで減少してしまいました。このままでは、おもうような活動もできない状況となることは明白です。この状況を打開するべく、メンバー全員で会員拡大に取り組んでまいります。会員の拡大は、新しい出会いを意味します。それは己を磨いてくれる人が増えることでもあり、様々な意見が活発な議論を生み、より良い事業を生み出していきます。そしてそこから地域を、さらには日本を動かす原動力にもなり得るのです。すなわち会員拡大は、「愛するモノすべてのため」の運動であると言えます。さあ、躊躇している余裕はありません。考え悩むよりも、必ず出来ると信じて、とにかくがむしゃらになって動いてみましょう。やればできる100%会員拡大。
愛する浮羽JCのために、そして愛するモノすべてのために。
さいごに
私は、何事にも努力をする人が大好きです。努力は必ず報われると信じています。
「成せば成る 成さねば成らぬ何事も 成らぬは人の成さぬなり」
これは、努力をすれば何事も結果は付いてくるもので、失敗しても他のモノのせいにせず、しっかりと自分の足りなかったところを反省しなさい、という意味です。そして、その反省点を克服して臨めば、次は必ず成し遂げられる。という意味も含んでいるのだと思います。そして私たちは、たくさんのつながりの中に身を置いていることを忘れてはいけません。努力する人の周りには、必ず多くの協力者が現れます。それが大きな力となり、物事を成功へと導くのです。
私たちJAYCEEはいつの時も、
責任と自覚を持ち、あるときは整然と、そしてあるときは泥臭く、
努力を忘れず惜しまず、先駆者としてあり続けるべきである。
“愛するモノのために”
2013年度 社団法人浮羽青年会議所 スローガン
“愛するモノのために”
2013年度 社団法人浮羽青年会議所 基本方針
1.
がむしゃらに100%会員拡大
2.
メンバーがスキルアップできる事業の実施
3.
地域を担うひとづくり事業の実施
4.
地域の現状を学び未来を考える事業の実施
5.
一般社団法人格の取得
6.
各種大会・事業等への積極的な参加
7.
「LOVEARTH運動」の推進